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予防接種

Vaccination

予防接種

Vaccination

ご持参いただくもの

  • 診察券
  • 保険証
  • 母子手帳
  • 予診票
  • 医療証

※母子手帳に記録を残すので、必ずお持ちください。
※予診票の必要箇所をご自宅でご記入し、来院してください。待ち時間が少なくスムーズにご案内させていただきます。

予防接種当日の注意点

予防接種

熱していたり、感冒や胃腸炎をはじめ何かしらの急性疾患に罹患していて症状が重かったりする場合や、医師が不適当な状態と判断した場合は接種を中止させていただくことがあります。

予防接種スケジュール

生後2ヶ月から予防接種がスタートします。予防接種は、数が多く接種間隔も複雑でスケジュールがわかりづらいと思います。当院では、予防接種のスケジュールをわかりやすくご案内しますのでご安心ください。年齢ごとの一般的な予防接種スケジュールと予防接種スケジュールの表を載せてありますので、これらを参考にして予防接種の予約をお取りください。
打ち忘れた予防接種でも、スケジュールを組み直して打つことが可能な場合がありますので、ご相談ください。
予防接種のことでご不明な点や心配なことがございましたら、予防接種もしくは小児科外来の予約をお取りになり相談にいらしてください。

2ヶ月 肺炎球菌・B型肝炎・ロタウイルス・五種混合
3ヶ月 肺炎球菌・B型肝炎・ロタウイルス・五種混合
4ヶ月 肺炎球菌・ロタウイルス(5価のみ)・五種混合
5〜7ヶ月 BCG
7〜8ヶ月 B型肝炎
1歳 肺炎球菌・MR(麻疹・風疹)・水痘・おたふくかぜ・五種混合
1歳半 水痘
3歳 日本脳炎(2回)
4歳 日本脳炎
年長 MR(麻疹・風疹)・おたふくかぜ・3種混合(DPT)・ポリオ
9歳 日本脳炎
11歳 2種混合(DT)
中学1年生 HPV(ヒトパピローマウイルス)

定期接種

肺炎球菌

対象

生後2ヶ月から開始。3~8週間隔で3回接種します。2ヶ月以上後、標準的には1歳から1歳半に4回目を接種して完了です。5歳未満は公費(無料)です。

疾患の説明

乳幼児期に敗血症や髄膜炎を起こします。肺炎や中耳炎の原因菌としても多いです。ワクチンは主に前者を防ぐ目的で行われています。

5種混合

対象

生後3ヶ月から開始。3~8週間隔で3回接種します。6ヶ月以上後、標準的には1年から1年6ヶ月後に4回目を追加します。7歳6ヶ月までに完了するようにしましょう。

疾患の説明

5種とは、ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ、ヒブを指します。ジフテリアとポリオは国内での感染はほとんどありませんが過去には重症者が出ていました。百日咳は乳児では重症の咳や呼吸困難で命に関わることもあります。破傷風は怪我をした傷口から菌が入り、痙攣や麻痺をきたす死亡率の高い疾患です。ヒブは乳幼児期に髄膜炎や喉頭蓋炎など重症感染症を起こす菌で、命に関わることや後遺症を残すこともあります。

BCG

対象

1歳までに接種します。ヒブ、肺炎球菌、4種混合の接種がひと段落する生後5ヶ月以降に接種することが多いです。

疾患の説明

結核を予防します。結核は成人では肺結核の長引く咳や熱が有名ですが、乳児では全身に結核菌がめぐって髄膜炎や粟粒結核という致死的な疾患を起こします。

麻疹・風疹(MR)

対象

1歳から2歳に初回接種をします。2期は小学校入学前の1年間に行います。

疾患の説明

麻疹は発熱、発疹から肺炎や脳炎などの合併症をきたす疾患で、非常に強い感染力があります。風疹は‘3日はしか’とも呼ばれた発熱、発疹をきたす疾患で、妊婦が感染すると赤ちゃんに重篤な障害が出る可能性があります。

水痘

対象

1歳から3歳までに2回接種をします。2回目は初回から3ヶ月以上、標準的には6ヶ月から1年あけます。

疾患の説明

みずぼうそうとも呼ばれるウイルス感染です。全身に水疱疹が多発し、重篤な状態にいたることもあります。帯状疱疹も同じウイルスが原因で発症します。

日本脳炎

対象

生後6ヶ月から7歳半まで接種可能です。標準的には3歳で2回(1~4週間隔)、その後に6ヶ月以上あけて4歳頃に1回接種します。9~12歳に第2期の接種を追加します。

疾患の説明

蚊が媒介する日本脳炎ウイルスの感染で、急性脳炎を引き起こします。半数程度の方が後遺症を残す、治療法のない重篤な疾患です。日本での発症はきわめて稀ですが、東南アジアなどで流行があります。

2種混合

対象

11歳以上13歳未満に1回接種します。

疾患の説明

4種混合に入っているジフテリアと破傷風について追加接種します。

ロタウイルス

対象

ロタリックス(1価)は生後24週までに2回、ロタテック(5価)は生後32週までに3回、生ワクチンを飲みます。初回は14週までに始めて、4週以上あけます。

疾患の説明

ロタウイルスは乳児の胃腸炎を起こす代表的なウイルスです。嘔吐がひどく水分がとれなくなると脱水になり重篤な状態になります。小さい子ほど入院して点滴する必要性が高くなります。胃腸炎関連けいれんや脳炎を合併することもあります。

B型肝炎

対象

生後2ヶ月から接種できます。初回から4週以上あけて2回目、さらに20~24週あけて3回目が標準的な方法です。

疾患の説明

代表的な肝炎を起こすウイルスです。感染がつづくと慢性肝炎、肝硬変や肝ガンになることもあります。

おたふく風邪

対象

1歳から接種できます。MRワクチンと同様に1歳頃と5~6歳の2回接種が薦められています。

疾患の説明

ムンプスウイルスの感染で、発熱や耳下腺(耳の下にあるだ液腺)の腫れが特徴です。頭痛をきたす髄膜炎や難聴や精巣炎など重い合併症もあります。

よくある質問

予防接種は受ける必要があるの?
予防接種は昔に比べれば数が増え、痛みで泣くこどもを見てしまうと「受けさせたくないな」という気持ちになるのは当然のことです。
しかし、予防接種のおかげで小児科の入院はグッと減ったことを私は実感しています。
予防接種の対象になっているのは、命に係わる病気で、しかも予防接種で予防することが可能な病気ばかりです。
「受けさせておけばよかった」とならないよう、ぜひ全ての予防接種を受けてください。
予約は2ヶ月前からHPの予約ボタンから可能です。

予約ボタン

痛みの少ない注射はないの?
痛みは少ないに越したことはありません。
当院では痛みを少しでも軽くするために、予防接種を受ける方に保冷材で接種部位を冷やしています。
これだけでも痛みは格段に軽減されます。
ぜひ、ご家族の方もインフルエンザワクチンなどの機会に体験してみてください。
同時接種は危険なの?
予防接種の同時接種の安全性については、日本小児科学会が次のように意見をまとめています。
①複数のワクチン(生ワクチンを含む)を同時に接種した際に、それぞれのワクチンに対する有用性は減少することはない。
②複数のワクチン(生ワクチンを含む)を同時に接種した際に、ワクチンの有害事象、副反応の頻度が上がることはない。
また、本数に制限がないことも小児科学会で意見が表明されています。
ロタリックスがいいの? ロタテックがいいの?
予防接種を受けるときに一番多い質問が、ロタリックスとロタテックのどちらが良いですかというものです。
基本的に効果や副反応に大きな違いはありません。
そのため接種回数が少ないロタリックスを当院では推奨しています。
もちろんロタテックの接種も可能です。